2023-03

こどもって面白い

劇的ビフォアー・ビフォアー

工房でこどもたちを待っていると、うきうきしながらやってきたこどもがひとこと「今日は小人さんの家作るねん」「そうかぁ、ほんでどのくらいの家作るの?」「う~ん…これくらい!」とその子は両手を思いっきり広げて見せた。いやいやそんな大きかったらキミ...
こどもって面白い

名乗るほどの者では…

ある日、ある子が自慢気にこういった。「ボク、ふうちんのホンマの名前知ってるぅぅ!」「ふーん、ホンマぁ?」「うん、最初に『ふ』がつくねんで」「そうそう、名字が『ふー』で名前が『ちん』」「違うって、ホンマ知ってんねんで!」  プレイスクールのリ...
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分かれ道、迷い道、右往左往

先日、こどもたちとハイキングに行ってきた。プレイスクールから山伝いに歩いて、帰りは電車で戻って来るよく歩いたことのあるコースだ。しかし、久しぶりに歩いたので、途中に新しい道路ができていたり、山が造成されていて景色が変わっていたりして、進む道...
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思えば遠くへ来たもんだ

京都から直線距離でも600km近くも離れたここは熊本城天守閣だ。眼下には夕暮れの熊本市内が一望できる。今年も小学生クラスの卒業旅行「どんタッチ!」で、こどもたちといっしょにこの地まで旅をしてきたのだった。このプログラムは、乗る電車を時刻表を...
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冒険ってなんだ

「今日の冒険クラブはいつもの道じゃなくて森の中を歩くぞ!」「え~っ! いつもの道を歩いたらええやん」「いやいや冒険クラブたるもの、ときには困難な道を進まなければならないこともあるのだ」「そんなぁ…楽な方がええねんけど…」などと何かにつけて文...
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次の方、お入り下さい

春とともにいよいよ今年度のプレイスクールも始まった。今日から幼児クラスが始まるこどもに「今日、待ってるよ」と声をかけたら、その子はちょっと困ったようなうれしそうな顔をして「今日はプレイスクールいかれへんねん」というのだった。「ふ~ん、そうな...
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太陽の塔だけが見ていた

先日、万博公園(大阪)の中にある国立民俗学博物館(民博)に行ってきた。映像人類学という視点からキリスト教の巡礼を描いた企画展を観るためで、実はこれを企画された大森康宏先生とは遠い昔にお目にかかったこともあったりする。フランスからスペイン・サ...
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立場代われば

新緑が映える季節になった。プレイスクールの周りの森も日に日に緑が色濃くなってきて目を楽しませてくれているが、それは同時に賽の河原の石積みのような草刈りシーズンの到来の合図でもある…はぁ~っ!!  ボクが子どもの頃、ある先生から近視にならない...
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子ども素粒子論

小学生クラスのお出かけプログラムに行ったとしよう。駅前で集合してお母さんたちにバイバイをして、階段を上がって改札へ。そこで「ちょっと切符買うから、みんなここで待っててな。じっとしててや」というリーダーの声に、「はーい」というよい返事が返って...
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「力」がすべてか?

今日は併設幼稚園の卒園式だった。毎年われわれプレイスクールのリーダーも末席を用意してもらい、こどもたちの晴れの門出に立ち会わせてもらっているのだった。こどもたちが入場してくる前の会場を見ながら、いつも撮影に来てもらっているカメラマンさんと「...