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恐竜の玉子

もう中秋の名月も過ぎたというのに、今年の暑さはなかなかしぶとい。クーラーのないプレイスクールで一番涼しい工房に吹き込んでくる風も熱風だったりする。  今日も工房にこどもたちがやってきた。にぎやかな声が響いている。そんな工房から悲鳴にも似た歓...
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クギを打つ、ひたすらに打つ

先日のどんぐり工房(水曜午後に行なっていた少人数の工房活動)で、クギを打った。何か形のあるものを作るためにクギを打つことはめずらしいことでもなんでもないのだけれど、今回はクギを打つこと自体を楽しもうとこどもたち提案したのだった。  あるとこ...
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頑張ったキミに乾杯!

さぁお待たせしました! ここからは怒涛の年度末、さまざまな行事に頑張るこどもたちの姿をお伝えする『がんばる君大集合』のコーナーです。 最初のがんばる君は…  丑三つ時もとっくに過ぎたプレイスクールの囲炉端、まだライトもつきこそこそと話し声も...
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若鬼夜行

「お~い! 行くぞ~っ!」「…む~ん、むにゃむにゃ…」「出発するよ~っ!」「…@△□○!」「起きろって!」「…zzzzZZZ!!」道路に寝ころんだこどもたちはなかなか起きあがらない。夜食のラーメンを食べるとそれまで元気だったこどもたちがこの...
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かわいい子は旅の途中

先日、久しぶりに古い友人に会った。会うのは10年ぶりくらいだろうか。いまはヨーロッパはイタリアを拠点に「舞踏」を踊ったり、ワークショップをしたりして食っているという変わりモンだ。舞踏というと、白塗りの裸に近いかっこうで得体の知れぬ動きで表現...
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その鈴をつけるのは誰?

「まったくこんな暗くなる時間まで、いったいどこをほっつき歩いてたの!」「友だちと遊んでた…」「ホントこの子ったら、道草ばかりくってまっすぐ家に帰ってきた試しがないんだから」「…ごめん」  一度はこどもをしたことのある人なら、必ずこんなふうに...
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ひとりじゃないって

プレイスクールの活動も終わり、お母さんのお迎えを待つ夕刻、晴れ渡った空が少しずつ夕焼けに染まろうとしていた。空を見上げていたその子は大発見したかのような声を上げた。 「ふうちん、あれって飛行機? 宇宙船とかとちゃうやんなぁ?」 指さす先には...
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神さんが見てる、カメラさんも見てる

幼児クラスで箱工作をしたときのこと。ボクはグルーガンでホットボンド屋さんをしていたのだけれど、ある男の子がお菓子の紙箱に透明なプリンの容器をつけてくれと持ってきた。「これ何になるん?」と聞くボクに「これな、防犯カメラやねん!」とその子は答え...
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群れる距離

その昔、子どもたちは群れて遊ぶものだった。この「群れ」も時代とともにそれを構成する人数は違っていて、団塊の世代といわれてる人たちが子どものころはきっとビックリするような大人数の「群れ」の中で遊んでいたに違いない。徐々にその「群れ」は小さくな...
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これは想定の範囲外?

先日、テレビでお受験のために勉強している幼児さんを橋のたもとに連れて行って、「このはしわたるべかららず」というトンチを解かせるという番組があった。もちろん一休さんの有名なトンチなのだけれど、ほとんどの子どもがわからず困惑しきりだったのにはち...